今日、6月25日は 京都のお寺で 精進料理教室です。
参加者は、オランダ、中国から来た滋賀大学留学生6名、多文化サークルメンバー7名の計13名でした。
お寺は、京都の北野天満宮に近い曹洞宗乾窓院 先生は、乾ご住職に直々に教えていただくことができました。
最初に、お話をうかがうと、精進料理は インドより 伝わった 仏教により 肉食を禁じた 食生活の考え方が 広まったお寺で 修行される お坊さんが 健康を保ち 活力となる料理をつくることが求められたそうです。
精進料理では 肉魚だけではなく 牛乳 卵など 動物性タンパクと ねぎにんにく 玉ねぎ ニラ 匂いの強い野菜は使用しません 。
これは 食事に使用する器の素材と水を使わず 後始末するため、それらを使用すると、食中毒のもととなるということだそうです。
料理を教えていただく中で、キノコで出汁をとるときは、水から次第に加熱していくこと、これはキノコが、菌類で旨み酵素が温度と非常に関係していることなど、ひとつ、ひとつに理由があり、意味のあること教えていただきました。
出汁も、椎茸から、昆布から、それぞれからとって、それぞれを調合しながら旨みのハーモニーをつくりだしていく。恐るべし、出汁のデパート状態でした。
調味料の配分も感覚を研ぎ澄まし、出汁の色、香り、料理の内容、組み合わせでって、職人芸でした。
盛りつけも感性でお願いしますとご住職、思い思いに盛りつけた精進料理、いただくまでに、感謝の心と自らをふりかえりながら、みんなでいただきます、それではphotoご覧くださいませ。