9月16日(木)午後7時30分から、とてもステキなお話を聞いてきました。
多文化共生の大切さ、なぜ、多文化共生が大事なのかを教えていただきました。
お話を聞かせていただいた先生は、奥村 ルシア 克子さん。
日系2世のブラジル人で、来日して、20年、滋賀県には10年住まれています。
この間、彦根市教育委員会で学校指導員として働き、現在は、彦根市役所に働き、多文化共生社会の実現のために働いているそうです。ルシアさんは、まず、最初に、私は障害者の母であり、外国人の母であるということから、共通して
感じていることは、違いに関して、人権を尊重しなければならないということ・・・・・・・。
それから、ブラジル社会がなぜ、多文化社会なのかについて、スライド写真を通じて説明されました。
私なりに整理するとポルトガルの植民地として、アフリカからの奴隷制度、移民政策などなど
時の政策や愚策によって、結果的に多様な人種、民族がブラジルという地域に集まってきたということだそうです。もちろん、先住民の存在を忘れてはなりません。とにかく、アフリカ、ドイツ、ポルトガル、イタリア、スペイン、日本、先住民とブラジルは多民族国家だそうですね。興味深かったのは、気候にあわせて、広大なブラジルの地域に住み分けているということ、つまり、暑いアフリカ系は北の赤道の近い方、日本などは、南の寒いところに住んでいるらしい。それぞれの民族は、建物様式や伝統お祭りなどをそれぞれに大切にしている一方で、ブラジル全体(ブラジルに住む人たち)で、参加するカーニバルがあるなど、固有と共有のバランスがいいのでしょうね。それぞれの違いを認めながら、ブラジル人である誇りも忘れない。そんなことを考えさせられました。そして、日本で今、深刻な問題としては、労働者として来日した日系ブラジル人が、ブラジル人が日本語を話す必要のない暮らしを派遣会社によって整備されたために、ブラジルコミュニティが、日本社会の地域と分断、孤立しているということだと話を聞いていて感じましたね。多文化共生社会とは、お互いの違いをまずは、知ること学ぶことのプロセスが大事だとの話がよかったですね。さらにいろんな違いに対して、TOLERANCE(寛容な気持ちを持って接する)をお互いが行う。つまり、知ることからはじまって、双方が少しづつ妥協して、理解し合うということではないでしょうかね。これって、人間関係の話しですよね。日本人と外国人の関係の話ではないですよね。ですから、多文化共生社会を実現する多文化共生社会はみんなの人権を守る社会ですとの結びには納得させていただきました。
今回は私にとってかけがえのない学びのプロセスでした。ルシアさん 本当にありがとうございました。
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