2011年7月25日月曜日

タイのスラック・シワラック先生の話聞いてきました。

スラック・シワラック先生って、知る人ぞ知るという人物ですね。でも、タイのガンジーって言われていて、かの有名なダライ・ラマとも友人だそうです。つまり、シワラック先生は、アジアを代表する環境・平和活動家なのです。

行ってきたのは、京都の知恩寺内のお寺で、80名ぐらい、参加者がありました。
「ポスト311を創る~幸せの開発学」と題して、1部は、シワラック先生のお話、2部は、質疑意見交換でした。
当日の通訳兼進行は、スローフードやGNHで著名ななまけもの倶楽部の辻 信一先生でした。
シワラック先生曰く(Y事務局長の理解ですのでご容赦ください)、平和や解放とは、まず自らの解放がないとだめだし、友人ダライ・ラマも平和とは、一人ひとりが平和の種をまかなければならないと説いている。まったく、そのとおりだと思う。そして人間は謙虚に、自然からの教訓を活かすことをしなければならない。西洋は自然をコントロール(支配)することを前提に開発が進められてきたが、それは、過ちである。日本をはじめ、東洋は自然と共生することを前提に暮らしがある。
これまでの豊かさというのが、偽善の上に成り立っている。偽善とは、支配であり、搾取である。これは、人間の世界だけではなく、人間が他の生き物をを搾取する、支配するという形で、共生とはかけはなれた社会が営まれている。第2次世界大戦の教訓で、世界人権宣言が宣言された、しかし、これとて、人間だけのことである。今、地球憲章が制定された。これからは、人も生命の枠組みの中のひとつとして、この地球憲章を大切にしていこう・・・・・・・・・・。
最後に、私が今日話したことは、すべて、正しいとは思っていない。私の話をきっかけに、様々な議論が起こることを期待しているとおっしゃられた。今、世界中の若者が非暴力、真実の力でこれまでとは違う方向に向かっているとも言われ、暴力を暴力では決して解決はしない、暴力は暴力を生むことしかできない。その暴力がどのように行われているかを息を深く深く吸い込んで、観ることのできる真実の力によって、智恵を育むことが大切とおっしゃられていたように感じました。
Y事務局長

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